2014年11月16日

歓びも他者から

菅間馬鈴薯堂『幻の女(ひと)』の公演が終わり、翌日から仕事と観劇の日々

ご来場の皆様、本当にありがとうございました

今回は夏目漱石のお家に仕える下女の役で、私の実年齢に見合った中年の女であれ

それが何としてもの司令であり出演条件のようなもので最初に与えられた課題でした
私は何もせずとも充分おばさんですが
この作品の、この座組の、この配役のバランスに合った中年の女たる事は
やはり私の普段の声色を使用する訳には行かず
落せるまで低く出す毎日でした
稽古場での課題が決まる迄に菅間さんの言葉の捉え方を間違えて
一時は全ての台詞が取り上げられて
私の配役の意味など何も無いかのような所まで追い詰められましたが
言葉の奥にある要求をやっと自分なりに捉え直すことが出来たら肚が決まりました
肚が決まれば存在は出来る

少ない出番にも関わらず
こんなに疲れたのは久しぶり
けれども稽古から何とも言えない歓びがあり、お互いの芝居を毎日見合うこともとても楽しく
座組みんなの一体感のような幸福感を感じました

今回の色々な事の偶然のタイミングによるのかもしれません

本当に観ていただけて嬉しい公演となりました
これはワークショップデザイナー育成プログラムの講座を受けて以来、私の中に芽生えたファシリテーターとしての役割を以って創造し合う欲、集団の総和を超えたダイナミズムへの体現そのものだったのではないかなとも少し思える有難いことでした
総和を超えるということは他者と関わってこそ、自分の価値が1しかないと思ってても、集団の中ではいつの間にか1ではなくして頂けていることもある事をあらためて実感いたしました
その実感からその場に居る共演者たちに感謝の気持ちを持ちましたし、私も何かを共演者へ返したいと思いました
お互いに創り合う現場になったなぁと

こうした演劇の関わり方から私は勝手ながら思います
臆病になって挑戦出来ない人、同じ所から感謝することすら忘れ出られない人、直ぐに傷付き周囲のせいにしか出来ない人、
自分の価値は自分にも決められないかもしれません
他者の存在あってこそです
何が自分を動かし、安心させ、幸せにさせるのか、自分に向かい合って、勇気を以って他者と関わりを持って欲しいなぁと思いました

振り返ることはまた沢山あるので
今後へ繋げていきたいと思います

とにかく、今回の公演関係各位、ご来場のみなさまに心から感謝です

ありがとうございました

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posted by asa at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月02日

違って光る

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菅間馬鈴薯堂、漱石シリーズに初参加

今日は悉く不思議に思いました

みんな何が違うのかなぁ

タテヨコ劇団員の西山くんは
漱石シリーズではいつも漱石の門下生、森田草平米松の役で
手紙の台詞など一字一句前の公演時と同じなのに
全く違って聞こえる

西も何もしなくても醸せるナニカが備わってきて
ますます愉しませてくれる
いや、何もしていないことはないのですが

村田くんも何時にも増して茶目っ気があり声も動きも生き生きと馴染んでいて

千ちゃんにおいては
崖っ淵からこんにちはと言う感じで自らの足で立ち出していて
とても面白い

こう書くと他の人のことも全部書きたくなりますが

ここまでにします

とにかく

本当に素敵な役者たちを見てもらいたいです

人間が見えると思います

とても貧しいかもしれませんが

ちょっと少しでも多くの方々に
お目通ししたくなりました

私も下手くそは相変わらずですが
いい稽古して来ましたし
演出してもらいました

私はこの演出家にしっかりと見ていただけてるなと思います

ファシリテーターをやったり
小学校や高校へ行ったり
表現教育をして
私もこうして見たり関わったりしたいと思います

見ていただく
知っていただく
伝える相手がいる

本当にありがたいです

こんな現場、座組を観ていただけることは
きっとお互いの少しだけ明るい未来
少しだけ美味しいお酒の時間に
繋げられるのではないかしら

好きであること

興味を味わうこと

お互いの感性の違いや気づきを交換したり

それぞれの胸に

時間に

ささやかに乱反射しそうなのです

ぜひこの公演

いらしてください

写真は根津の美味しい鯛焼き屋さん

劇中、根津の天狗さまという登場人物が出て来ます

明日は横田演出の学習院女子大学の鏡の国のアリスを観に早稲田から戸山あたりを

漱石所縁の土地だなぁ



posted by asa at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする